怒り心頭の雰囲気である夫に、「これから、どうするつもり」かを訊いた。
やっぱりというか、答えは「会社は、10月末に退職願を出し、12月末で辞める。その後は仕事を探して引越する」で、あった。 こうやって日本語にすると。主語がなくても通じてしまうが、「仕事を探して引越する」の部分も、主語は「je (俺は)」だった。
ああ、娘と私は含まれていないのね。やっぱり。
それでも、私たちはどうなるのか、と訊いたところ
「きみのその後の人生は、俺の知ったことではないし、興味もない」 そうかそうか・・・。しかし、どうしていきなり、口げんかでこういう結論になるのか?
「お前の態度だとか性悪さだとかが、我慢ならない」 ・・・ ここで、「性悪」について、わざわざ意地の悪いことをした記憶はないので、どういうことなのかと訊いてみたところ
「何か(自分が)言うと、いちいち突っかかってくる」
確かに(苦笑)。というのは、彼が、私の言ったことをわざわざ皮肉に取って色々言ってくることがあるためだ。フランス人=皮肉屋が多いが、夫もご多分に洩れずその傾向があるので、皮肉で言っているのかどうかわからない。そのままにしておくとモヤモヤした挙句、結局は怒り炸裂となる。だから、その都度確認してスッキリ生活できるようにしてきたと説明。
その後も「娘と私は 親・子離れができていないし、一生そうだろう」「その中で、自分は存在していないと感じる」などなど・・・。
親・子離れの件に関しては、私は子離れできていると思うし、娘もかなり自立心が芽生えてきたこと、夫は私にとっても娘にとってもしっかりした存在であったことは話した。
ただ、「あなた(夫)はビデオゲームが好きで、やれないと苛々した。私は、そんなことよりも、あなたには私たちといてほしかったから、そうお願いしたり、時には文句を言ったが、切れて怒るし、だんだん娘も父親との遊びを求めなくなっていった。だから、落ち着いて好きなだけゲームをできるようにと割り切って、我慢した」と、付け加えた。娘が夫に話さなくなっていったことも、うるさがって邪険にしていた結果ではないか。。。
私や娘が、夫(父親)のためと思って我慢してきたことが、今すべて「自分は不幸だ」とする夫の主張で帰ってきてしまっているのだ。
そうやって話をしていたところ、夫は「どうせフランスでは(私は)仕事が見つかるわけがない。それに滞在許可証の期限が切れたら、どちらにしてもフランスにはいられない。ゆえに、日本に帰って好きな仕事に就いて好きにやったらいい」と、「お前のその後の人生は、俺には関係ない」と言った割には、そんなことを言っていた。
ああ、やっぱり厄介払いをして一からやり直す気か。
いやね、そんな簡単には行きません(苦笑) 夫から搾り取るとかそういうことではなくて、そういかない理由がある。
すみません。長くなってしまいますが、また次回に続けさせていただきます。
よろしかったら、クリックをお願いいたします