lundi 10 octobre 2016

しっかり者な娘&裁判について考えた

夫と離婚となった際に、一番気がかりなことは「監護権」の行方だ。

フランスは離婚後も「両親に親権がある」が基本であるが、それでも、子供の基本的なお世話をする「監護権」は、キッチリ半分と言うわけにもいかず、どちらかの親が監護権を持つことが多くなる。

そのため、Garde alternée と呼ばれる「面会権」のようなものがある。大概は「片親が面倒を見て、もう片親は2週に一度の週末、子供と一緒に過ごす面会権」となることが多い。

夫は「娘を連れて日本に帰れ」と言っているくらいで、信じられないことに娘に未練がないようだ。昨年の10月ごろも同じことを言ってきたが、その時にソーシャルアシスタント、法務事務官、弁護士(いずれもフランス女性)と話した際、このくだりにくるとみんな一様に「は?(言っている意味が分からない)」となり、「信じられない」に変わり、そして最後は顔を赤くして怒った。

夫はただただ、職も家庭も一新して、収入もすべて自分の物!とした上でやり直したい、というか、早く言えば独身に戻りたいようなので、子供なんてお荷物は要らないのであろう。

しかし、この夫が、今は「離婚をしたくない」という意見に変わってしまっていた場合は、娘の監護権を主張してごねるかもしれない。。。

ごねられたら、現在無職の私は不利になるかもしれない・・・

そんなことを考えていたら、娘が「裁判所で、私は自分の希望(意見)を言うことはできないのか」と、聞いてきた。

離婚裁判の場合には、法廷ではあまり発言の機会はないようだが、弁護士に言って、娘の希望を入れてもらうことは可能だろう、と返事をしつつ、色々調べてみた。意見にばらつきはあったものの、12歳を境に、監護権に関しては子供の意見が取り入れられるようになるとのことだった。

娘は先日12歳になったばかり。

つまり、娘が「母親と一緒に生活したい」と言えば、その希望が通る可能性がかなり高くなりそうなのだ。

ついでに、娘は過去に父親から受けた悪行をほかの人に言っていた時期がある。友人たちがほとんどなのだが、中には小学校の担任の女性教師、そして昨年度の数学の教師にも悪行を話したそうだ。これは、離婚話が勃発する1~2年前のことだから、「母親(私)が情報操作した」等の言いがかりもつけられない。その当時は、他人、しかも教師に言っていたことに愕然としたものだが、今となってはこれが吉と出そうである。

夫がしたことの確証こそ得られないものの、「それを以前、娘から聞いた」事実については、裁判で監護権について揉めた場合には、判事の心証を左右する材料としてくらいなら採用されるであろう。

夫が裁判で争うことにした場合には、きっと家族を味方にして、私が不完全な妻及び母親であると言いがかりをつけてくるであろう。私にはここで味方してくれる家族がいない分不利であるが、いずれにしても「物的証拠」がないことは、同じ。教師など第3者の証言は、身内の証言より強いであろう。あとは、友人にも頼めるかもしれない。

そして、一日も早く収入を得られるようにガツガツと仕事を探す、もしくは自活の手立てを建てていくことだ。

しかし、こちらから頼んでもいないのに「私が法廷で発言できないのか」と、娘が言ったことには本当に驚いた。12年前には生まれたばかりだったのになあと思うと、とても感慨深い。夫と結婚してよかったと思えることは殆どないが、この娘に会えたことは本当によかった。

しっかり者の娘に負けないよう、私もしっかりしていかねば。今週も頑張ろう!

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