翌日の木曜日。
夫は早朝~昼頃まで仕事のことが多いけれど、この日は昼にも帰宅しなかった。うちはTVは夫が本拠地としている居間にあるものだけが「テレビ」として機能している。そのため、ラッキーとばかりに、テレビ前に陣取り、ニュースを見ながら昼ご飯にしていたら。。。
帰ってきてしまった(ああ・・・)
いきなりそそくさと片づけたり、逃げたりするのも変なので、そのまま居続けたところ、上機嫌とは言えないものの、話しかけてきた。
先週、実は夫は雇用主に向けて、公式に「手紙」を発送した。雇用主がある義務を果たしていないからなのだが、その手紙はもう届いたのかと訊いてみると、「受け取って、かなり嫌な雰囲気になっている」との返事だった。
「義務が果たせないのは、雇用主の責ではないという言い分だったけれど、関係ない。10月末まで待って(って、10月から3週間、夫は休暇なんですが)、何もなかったら次回は「警告」そして、退職届を出す予定だ」とのこと。
退職届を提出するのなら、そんな嫌がらせのようなことをしなくてもいいのに・・・と思うのだが、私が何を言っても無駄だし、聞く耳も持たないであろうとおもったので、それは流しているうちに、昼食が終わったので席を立った。
その後、書籍の整理をしたいと思っていたのだが、夫がいるとやりにくい。しかし、午後3時くらいには寝てしまっていたので、そ~~~~~っと、整理を決行することに。
なるべく音を立てないようにやっていたのだが、どうしても最小限の音は出てしまう。そのうちに、夫が起き上がる音がした。それでも、その時点でやめて逃げるのも変なので続行していたら、いつの間にか近くに寄ってきていた。
しばらくそこにいた後、「何をしている」と訊くので、本の整理と答えると、またそのままそこにいる。
以前いた街で、夫と娘と一緒に行った美術館でいただいた絵葉書などが出てきたりしていたら、「思い出がたくさんだね」と言ってきた。そうだね、と言っていたら、タイミングが悪いことに結婚前に夫から買ってもらった本が出てきた。
夫もそれに気づいたようで、なんだか緊迫した空気になっていたので「これ、以前あなたに買ってもらったね。もちろん捨てないよ(その本は自分で選んだ、良い本なので♪)と言ったら、「そうか。ありがとう」と言い、いきなり顔を触ってきた。
別にキスだとかそういうことではないので、そのまま整理を続けていたら、去って行ってくれた。そのうちに整理もひと段落したので、手を洗い、夫のいるところを通り抜けようとしたら、ここに来てと言う。
離婚話かと思い、座ったら、いきなり抱きしめられ、キスをされた。
「いけないね」と言われたので、「うん、ダメだね」と言い、別にそれ以上に発展することはなかった。
その後、日本で購入した体重計を試したりしているうちに、娘が帰宅。娘が「仲直りしたの?」と訊くほど、雰囲気が変わっていたようだ。
その日の夜、ものすごく苦しそうな顔で「もう少し考えたい。後悔することになりたくない」と言ってきた。ただ、私もこの形での離婚の場合、まずは自分の住居を確保しなければならない。はいは~い、待ってま~す♪と応じた挙句、ポイ捨てでは困る。そのため、「住めるところを探そうと思っていたけれど、もう少し保留にしようか・・・」と、訊いてみると、「そんな(住むところもないような形にはしないから)」とつぶやいていた。
が、
先日はその勢いだったではないか。
ハッキリ言って、夫の言うことは当てにならない。私は前を向いて進んでいく必要があるけれど、後々ややこしいことになることだけは避けたい。
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